「みんなで一緒に帰りたかった」クレバスへ埋葬…スキルブルム雪崩事故1997年8月【地図とアニメで解説】

パキスタンのスキルブルム峰で1997年8月に発生した泡雪崩による事故を、地図とアニメで解説します。

※17:16 の説明で「慣れ」が2つありますが、2つ目は下記が正しい内容となります。
「一貫性維持」(Consistency):最初の計画を維持しようとする罠。新しい危険情報よりも最初に決めたことを守ろうとする心理。

■ 動画内でご紹介した過去動画
👉北大山岳部遭難事故1965年 https://youtu.be/hGcjTb_a2OQ
👉那須雪崩事故2017年 https://youtu.be/qyKzxwqfhrg
👉十勝岳連峰遭難事故1994年 https://youtu.be/nlF8Pzp2eSE
👉浅草岳雪崩事故2000年 https://youtu.be/DkOvNzpEZGw

00:00 高校教師の登山隊がパキスタンのスキルブルム峰へ
01:19 傾斜50度、山頂までの最終調整
03:10 ラストチャンス、スキルブルム山頂へ
04:15 ベースキャンプ北側で雪崩が発生
05:50 帰国前夜、ベースキャンプに雪崩直撃
07:46 800m上で発生した、特殊な雪崩(泡雪崩)
09:02 ベースキャンプに散乱する仲間、物資
10:00 2度目の雪崩発生「死にたくねぇよ」
11:48 クレバスへ埋葬
12:52 パキスタンでの現地報道「最高の日本の友人を失った」
14:02 クレバスから地表へ、遺体回収
15:09 日本でも被害「泡雪崩」
15:48 ベースキャンプを襲った爆風とは
17:15 雪崩被害に陥る6つの心理バイアス

■ 関連過去動画
👉阿弥陀岳遭難事故2015年 https://youtu.be/u0BTXCHf62I

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危険で壮絶な救助活動をされる皆様のご無事を祈っております。
知識の有無が大切な人の命を左右することを経験し、「1人でも多くの人に命を救える知識がいきわたればいいな」という思いからこの活動は始まっています。

ナレーションはご縁があって素晴らしいナレーターさまに声を入れていただいています。その他家族と有識者の方々にもお力を借りたり、視聴者様にもご協力いただいたりしながら日々心を込めて制作しております。まだまだ至らないところが多いですが、精進できるようチーム一丸でがんばります。

運営チームは男女混成です。
高嶺スミレはスタッフの経験を投影した架空の人物となります。ご了承いただけましたら幸いです。

解説内容はできる限りの資料を拝見し、事実を忠実に再現することを目指しております。遭難の経緯には諸説あり、解説の都合上、多少のアレンジや割愛もあることご了承ください。

次の投稿も頑張ります!

44件のコメント

  1. いつも大切な時間を割いて、ご視聴いただき本当にありがとうございます。
    全てのコメントに目を通し、温かい応援に救われ、続けられています。

    17:16 の説明で「慣れ」が2つありますが、2つ目は下記が正しい内容となります。
    「一貫性維持」(Consistency):最初の計画を維持しようとする罠。新しい危険情報よりも最初に決めたことを守ろうとする心理。

    ■参考情報
    スキルブルム7360 夢は白き氷河の果てに:神奈川ヒマラヤ登山隊1997スキルブルム峰登山報告書 神奈川ヒマラヤンクラブ(編)
    「山と渓谷」通号748「暗転 神奈川ヒマラヤ登山隊,悲運のスキルブルム峰」P.110~113
    1997/10/06~10/9 朝日新聞 夕刊 らうんじ 003ページ
    (ルポ カラコルムに散った山男先生:1~4)
    1998/10/06 朝日新聞 夕刊 014ページ
    ヒマラヤに眠る友に届け 6人遭難、神奈川登山隊同僚が報告書やCD
    1999/07/24 朝日新聞 025ページ
    2年前、6人遭難死の神奈川隊遺族ら追悼曲携え慰霊登山 ヒマラヤ
    2002/08/31 朝日新聞 017ページ
    5年前カラコルム山脈で遭難の5人の遺骨帰る
    2002/09/18 朝日新聞 016ページ
    逝った仲間捜す登山(風)

    ■泡雪崩・雪崩災害の参考資料
    吉村昭の小説に虚構⁉ ホウ雪崩の正体実態や脅威と併せ詳しくご説明 _ 【アナトミア】
    https://koichiro-japan.com/ho/
    真説高熱隧道 – 北海道地区自然災害科学資料センター室
    https://www.hokkaido-nds.org/pdf/vol.7/713.pdf
    高熱隧道 (新潮文庫) 吉村 昭 (著)
    https://amzn.asia/d/07FyAn57
    北海道大学 黒部渓谷志合谷のなだれ研究 Ⅰ : 志合谷のなだれ予備調査
    https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/repo/huscap/all/18203/30_p103-114.pdf
    柵口雪崩災害 – Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/柵口雪崩災害
    柵口なだたれ災害 新潟県農林水産部治山課
    https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/298999.pdf
    微細粒子の沈降・巻上げを考慮したk-ε乱流モデルによる煙型雪崩の数値解析
    一土木学会論文集A2(応用力学)衞藤 俊彦, 菊地 卓郎, 大澤 範(著)
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejam/69/2/69_I_537/_pdf
    日高山脈で起きた国内最大級の雪崩と、感動を呼んだ『雪の遺書』。1965年3月の北海道大学山岳部の雪崩遭難事故。 – 山と溪谷オンライン
    https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2262

    ■雪崩事故に潜む心理的トラップ
    F.A.C.E.T.S Heuristic Traps in Recreational Avalanche Accidents by Ian McCammon
    https://www.oopskayak.org/resources/Documents/Organizers/McCammonHTraps.pdf
    Avalanche.org F.A.C.E.T.S
    https://avalanche.org/avalanche-encyclopedia/human/decision-making/human-factors/f-a-c-e-t-s/

    ■雪崩ハザード評価の参考資料
    日本雪崩ネットワーク 雪崩ハザード評価について
    https://nadare.jp/snow/observation.html
    GoALP 雪崩を理解するための雪氷の知識
    https://nadare.jp/snow/observation.html

    ■ 動画内でご紹介した過去動画
    👉北大山岳部遭難事故1965年 https://youtu.be/hGcjTb_a2OQ
    👉那須雪崩事故2017年 https://youtu.be/qyKzxwqfhrg
    👉十勝岳連峰遭難事故1994年 https://youtu.be/nlF8Pzp2eSE
    👉浅草岳雪崩事故2000年 https://youtu.be/DkOvNzpEZGw

    ■ 関連過去動画
    👉阿弥陀岳遭難事故2015年 https://youtu.be/u0BTXCHf62I

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    「1人でも多くの人に命を救える知識を届けたい」
    この思いに賛同、応援してくださる皆様のおかげでチャンネルを続けられています!ありがとうございます!これからも、応援、ご支援いただけましたら幸いです。

    ■出典動画
    "VOICI LA VIE AU PAKISTAN – LE LIEU LE PLUS ÉTONNANT QUE VOUS N'AVEZ JAMAIS VU | DOCUMENTAIRE" by Vie Réelle is licensed under CC BY,
    https://www.youtube.com/watch?v=qG5x1rzp7Hs
    "4K Pakistan Drone Views of Gilgit Baltistan, Northern Areas & Fairy Meadows with Cinematic Music" by パキスタン旅行ガイド is licensed under CC BY,
    https://www.youtube.com/watch?v=U99ke1_cDkk

  2. アニメーションなど動画全体のクオリティが素晴らしく、スミレさんのこだわりを感じました👍
    「百聞は一見にしかず」自分の目で見ること肌で感じることがとても大事であることを再認識しました👀
    「二度あることは三度ある」一度起きたから同じ事はしばらく起きないだろうという思考は、災害時にも通じる危険なものだと再認識しました⚠️
    雪崩事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、日々命懸けで救助作業に当たられている方々に感謝と敬意を表します。
    次回も楽しみにしております‼️

  3. ちょくちょくこちらのチャンネルで見かける心理的トラップ。いざという時に少しでも適切な判断ができるよう肝に銘じておきたいと思います

    アニメーションのクオリティがますます上がってませんか?凄い!
    団欒中の優しい音楽がフッと消える演出なども、怖くてとても良かったです

  4. 「山に"まさか"は無い」……納得です。人生に"まさか"は有りますが……。人生という道で滑落した私です……。
    川の中洲がまっ平らとか、尾根なのに草木が生えていない等、不自然な事は何処ででも共通するリスクを考慮する必要があると認識したいと思います。
    壮大な動画を拝見できました。ありがとうございます。

  5. 黒部の映像の迫力すごいですね
    ただこれ結果から考えるとこんなんでは全然足りない規模でしょうね・・・

  6. ソ連での雪山訓練で雪崩に遭ってテントから離れた地点で放射能を浴びて怪死したグループも、開けた所にテントを設営しました。やはり開けた場所には危険が起きやすい。古い農村のまあまあ良い民家は、斜面のきつくない山際で少しだけ高い土地に建っています。それはそこが比較的安全だからでしょう。平地のど真ん中、低い土地、妙に高い所には建っていない。

  7. これはもう仕方のない事故。
    もしこれが防げるなら人は事故で死ぬことはない。
    人はある程度事故で死ぬ、そのある程度の範囲内の事例である。

  8. 大自然の中では、人は五感を最大に研ぎ澄ましてどんな些細なことでも見逃さないということが大事だと痛感する事故でしたね。
    クレバスにそれまで一緒に歩んできた仲間たちを埋葬して帰国する・・・辛いですね・・

  9. 泡雪崩、初めて知りました💦
    このチャンネルを熱心に観ているはずですが、まだまだ知らないことばかりです😖
    山岳遭難と言っても、本当に色々な事故があって、それを見つけて動画にしてくださること、大変な作業ですよね…
    本当に尊敬します😊
    最近のアニメは、とてもグレードアップしていて、更に引き込まれます😆
    毎回楽しみにしていますが、無理のない範囲で、何年も何十年も続けて欲しいです
    亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします

  10. 初登頂とされていたオーストリアの登山隊は登っていないのが、この日本隊の精細な報告書、写真で判明しました。つまりスキルブルム峰初登頂は日本隊でした。

  11. 黒部渓谷のダム建設現場で、4階建ての宿舎が600m吹き飛ばされた泡雪崩のすさまじさは、

    吉村昭氏の『高熱隧道』で詳しく読むことができます。

  12. 「クレバスに遺体を葬るのってどうなのか!?」って思ったら1番良い方法だって後からわかりました。

  13. 登山素人でも雪崩の怖さを知ってる、なぜ、避けられなかったのか、登山家は山で人生終了多いね、合掌。

  14. 「泡」と検索しかけたら「泡盛」と出て勝手に検索
    お恥ずかしい
    亡くなられた5名に献酒
    ご冥福をお祈りします

  15. とても興味深い配信をありがとうございます。天候の変化、29年ぶりの登頂達成など、バイアスがかかり易い状況にあったのでしょうね。犠牲者の方々のご冥福を心から願っております。

  16. こういう登山事故って大体登頂して戻る時に起こるのなんでなんだ…あんまり登頂前に事故起きることない気がする

  17. ご遺体がクレバスから出てくるのには驚きましたが
    指(の骨)とか持って帰れないのかな?
    死体損壊罪とかになる?

  18. 最初から最後まで丁寧な作り込みで見入ってしまいました。
    自然に対して人間はちっぽけな存在と感じました。遺骨が遺族に届いた事は本当に良かったと思います。ご冥福をお祈りします。