【水属性の魔法使い】【#48】リン「戦争の原因はリョウ!」生きた人を氷漬けにする規格外の能力

今回は、涼がジュー王国の第八王子ウィリー殿下の影武者として王都へ向かう新たな護衛依頼を受け、水魔法の師匠として殿下を指導する物語をお届けします。
物語は『赤き剣』がレッドポストから王都へ向かう場面から始まります。リンは「なんであの手紙、ルンの街じゃなくてレッドポストに届いたの?」と不思議がります。イラリオンからの手紙で、アベルに兄と会えという内容でした。
リンは涼の氷漬け能力について疑問を呈します。「水属性魔法で生きた人を氷漬けにすることは出来ない、って魔法学院で聞いたことがある」人間の身体は表面十センチくらいまで他人の魔法の侵入を受け付けない特性があるはずなのに、涼はそれを無視できるのです。アベルが「それなのにリョウは凍らせることができる、と…しかも生きたまま」と呟くと、リンは重々しく頷いて「王国と帝国の戦争がもし起きるとしたら、原因を作るのは、きっとリョウだね」と恐ろしいことを言いました。
一方、公都アバディーンの冒険者ギルドで、涼は王国への護衛依頼を探していました。しかし受付嬢から「全てC級以上となっています」と告げられます。落ち込む涼は、ラーにお金を借りるしかないかと考え始めます。
その時、後ろから声がかかりました。「その若さでD級なら、それなりの腕だろ?ナイトレイ王国王都までの護衛依頼を受けないか?」振り返ると、三十代半ばの冒険者コーンがいました。コーンは「背格好が完璧に近い。これはきっと神様のおぼしめしとかそういうのに違いない」と喜びます。
受付嬢が小声で説明します。「この依頼自体は、冒険者ギルドを通した正式なものです。公爵様もギルドマスターも、出来る限りの協力をするようにと通達されています」しかし、コーンは「ただ、護衛依頼ではあるが、『護衛される依頼』なんだがな」と付け加えます。涼は困惑します。
馬車で移動しながら、コーンが説明します。「やんごとなき御方の影武者として、一緒に王都まで行ってほしい」「食事付きだし、移動は馬車の中で歩く必要なし。王都に着けば、成功報酬として五十万フロリン」条件は素晴らしいのですが、涼と背格好が似た華奢な冒険者が必要だったのです。
馬車は公城に到着し、そこでゲッコーに再会します。ゲストハウスの二階で、涼はウィリー殿下とロドリゴ殿に会いました。コーンが紹介すると、ロドリゴ殿は「まさに適材」と大きく頷きます。
しかし、ウィリー殿下自身が依頼の危険性を正直に話します。「この依頼は、はっきり言って、極めて危険なものだ。実は私の影武者として雇われたのは、リョウ殿が初めてではない。国を出る際に冒険者を斡旋してもらったのだが、我らは賊に襲撃され、その冒険者は連れ去られ…数日後に死体となって見つかった…」
ウィリー殿下は悔しそうに続けます。「名目は留学なのだが、実質はナイトレイ王国に人質として向かう。私が向かわねば、国にとって非常に難しい状況が発生するのでな…」涼は徳川家康の竹千代時代のことを思い出します。
それでも涼は「なんとしてもナイトレイ王国に戻らなければなりません。危険であることは承知いたしました。ですがそれを含めて、この依頼、お受けしようと思います」と答えます。ウィリー殿下は涼の手を握って微笑みました。
涼はラーたちに依頼が見つかったことを報告し、セーラへの手紙を届けるよう頼みます。スーが大きく頷いていたのが印象的でしたが、何か誤解したのかもしれません。
翌日、出発します。一行は箱馬車二台、荷馬車二台、ジュー王国からの護衛四人、インベリー公国の冒険者六人、そしてウィリー殿下とロドリゴ殿に涼という構成です。涼は「一国の王子の移動にしては少ない気が…」と思います。
ウィリー殿下が後ろから「少ないでしょう?」と声をかけます。「我が国は決して裕福でも強国でもありませんし、しかも私、八男ですからね」「第八王子ともなると、成人した後は騎士団に入るか、魔法団に入るかして、働かなければなりません」涼は「世知辛い世の中ですね」と世の不幸を嘆きました。
馬車の中で、ウィリー殿下と涼はいろいろ話をします。殿下への呼びかけも「リョウ殿」から「リョウさん」へと変わっていきました。ウィリー殿下は現在十五歳で、王立高等学院に留学するとのこと。
ウィリー殿下は「剣はあまり得意ではない。魔法は少しだけ使えるのですが…それでもあまり素質があるとは言えないみたいです」と俯きます。涼は「でも、少しでも使えるのなら、毎日練習すると使える魔力が増え、魔法制御も上達していきますよ」と励まします。
「ちなみに、殿下は何属性ですか?」「水なのです…」伏し目がちに答えるウィリー殿下に、涼は「おぉ!僕も水属性の魔法使いなんですよ!水属性は、鍛えればすごくなりますよ!」と目を輝かせます。「自信を持って断言できます。水属性の魔法使いは凄いと!」扇動家リョウの誕生です。
その夜の野営で、涼はウィリー殿下に魔法を教え始めます。殿下が詠唱を唱えて水を生成すると、涼は衝撃的なことを言います。「殿下、詠唱など飾りです。あんなものは必要ありません」決意に満ちていた殿下の顔が凍り付きます。
涼は無詠唱で水を生成してみせます。「魔法のキモはイメージです。明確なイメージを描く。そして経験を積んでいく」涼はあえて重々しく言いました。なんとなくその方がカッコいいからです。
ウィリー殿下は練習を始め、しばらくすると手の先から水が出ました。「出ました!」「うん、よくできました!」出来たら褒める、教育の王道です。その後、殿下は何度も水を出し続け、魔力切れでダウンしました。
涼は次に氷の壁、アイスウォールを教えます。「八男とはいえ王子であり、自分の身を自分で守ることが出来るようになっておいたほうがいいであろう」という判断からです。
八日後の夜、一行は国境の街レッドナルに到着します。ウィリー殿下は今夜も魔法の練習に余念がありません。「もう少し…あっ」と言って膝から崩れ落ちます。水属性魔法使いの弟子は、とてもやる気に満ちているため、師匠がストップをかけなければいけないくらいでした。
ロドリゴ殿は「殿下がこれほど一生懸命に打ち込まれるのを見るのは、実に久しぶりで…爺は嬉しいのです」と笑顔で言います。城では八男ということで鬱屈した部分もあり、おとなしくしていた殿下が、今は一生懸命に取り組んでいるのです。
コーンが涼に告げます。「明日の昼に国境を越える。インベリー公国の騎士団が護衛してくれるのはそこまでだ」「つまり、明日からがこの旅の本番」です。さらに「この先は、必ず夜は街泊まりだぞ?」第二街道沿いには街や村が点在しているため、毎晩街に泊まれるのです。
しかし「昼間襲撃される可能性もある。すれ違いざま襲ってこられたりしたら厄介だしな」と警告します。常に気を張っておかなければいけません。
翌日、無事に国境を越え、ナイトレイ王国内に入ります。ウィリー殿下が話し始めます。「以前、父上に、冒険者になりたいと言ったことがあるんです」「自由に生きることが出来る…冒険者って、その象徴みたいなイメージを持っていたんです」
しかし父王は悲しそうな顔で言いました。「王家に生まれた者は、そこに生まれたという、ただそれだけの理由で、背負わねばならない責任が生じる。それを投げ出すことは出来ない」
涼は「そこに生まれただけで背負わねばならない責任…」と呟きます。「部下や、その家族、あるいは国に生きる人々全て…多くの人への責任が生じるんですね、その行動一つひとつで」
ウィリー殿下は驚いて涼を見ます。「リョウさん、冒険者ですよね?以前、別の冒険者さんからは『嫌ならそんな身分なんて放り出しちゃいましょう』って言われたりしたのです。リョウさんは何か違いますね」
かつて日本で投げ出せなかった涼だからこそ、少しだけ分かる気がしたのです。
この物語は、涼とウィリー殿下の師弟関係と絆の深まり、そして責任を背負う者同士の共感を描いた感動的なエピソードです。次回、いよいよ襲撃が始まるのでしょうか?
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